2016年9月28日水曜日

愛知県立芸術大学50周年記念同窓会








愛知県立芸術大学創立50周年音楽・美術学部合同同窓会に行きました。

恩師、先輩後輩と懐かしい顔ぶれに緊張しながらも嬉しくなりました。300名ほど集まっていたのですが、ほとんどが私(27期)より上の先輩方で埋め尽くされており、

下の世代は、すごく少なかったため、僕は大学出て20年になるのに、一番年下の新入生のような気分になりました。






そしてこの日、学生時代から劣等生代表のようだった私に同窓会委員会よりライブペインティングのご依頼がありましたので、やらせていただきました!




 恩師や先輩後輩たちの前で(妙な?)緊張感がありましたが(^^;)、目出たいということで可愛い出目金を描かせていただきました。

皆さんの要望も聞きながら描いていきます・・・・









目出たい出目金が完成!!


途中、全員の写真撮影がはいったり、音楽が切れちゃっりと、所々ハプニングもありましたが、母校に貢献できて幸せでした。










(撮影:多湖氏、安藤氏)

先生方、同窓生、皆さんお変わりなく、学生時代に戻ったようなリフレッシュできたパーティーでした。

今より若い時はいろいろ学校に反抗したけれど、そんな反抗できる場があっただけ幸せものだったのだなぁと思いました。恵まれていたことに改めて気づいた楽しい同窓会でした。






深堀隆介
Riusuke Fukahori











2016年9月24日土曜日

行動展に行ってきた。


先日、国立新美術館でやっている行動展へ。


こういった公募展にはあまり行く機会がないのだが、知人の大分の彫刻家・森貴也くんが出品していて、みごと会友賞をとったとのことで、めでたいめでたい!と大勢でおじゃまさせたいただいた。


縦横2m以上ある大きな作品で、木を主材にいろんな素材で作っていた。これを自ら大分からトラックで運んできたと思うと大変だと思う。


森くんの作品をそんなに知らないのだけれど、見た人の心に何か爪痕(印象)を残そうとする感じは、共感を持つ。

こういうたくさんの人の作品の中でみるのとは違い、改めて個展という彼の世界観だけで見てみたいと思った。


ちなみに搬入の帰りにうちに寄ってくれて、チビ達の面倒も見てくれた。みんなでご飯を食べて楽しい時間を過ごした。



あと、行動展自体、行ったことはなかったのでいい刺激にもなった。「いいなこれ」と思った作品が知人の石田泰道さんだったのも嬉しい出会いだった。

公募展系の美術展のあり方に疑問はありつつも、中には面白い作品もいくつかある。
願わくは公募展慣れした作品より、異彩を放つ作品に出会いたい。





深堀隆介
Riusuke Fukahori




















2016年9月21日水曜日

さくらももこ先生のブログに僕らのことが。。。。



ちびまる子ちゃんでお馴染みのさくらももこ先生が、僕と奥さんのことをブログに書いてくださいました。

春先、所有していただいている金魚酒を展覧会で借りたので、それを返しに伺った際に鰻をご馳走していただき、楽しいひとときを過ごしました。



さくら先生は大の金魚好き。そのつながりで僕のことを知り、去年、漫画家デビュー30周年記念の御本で取材してくださりました。その時からのお付き合いです。


先生が最初にアトリエまで取材にこられた時、僕が子供の頃から知っている有名な方なので、とても緊張したのですが、お会いしてみると、とてもやさしく思いやりがある方で、本当にちびまる子ちゃんやコジコジなどの作品世界から飛び出してきたようなお人でした。

さくら先生並びにプロダクションスタッフの皆様に心より感謝いたします。


リンク:さくらももこ公式ブログ「深堀さんの金魚」
 ↓ ↓
http://lineblog.me/sakuramomoko/archives/65851940.html







深堀
Fukahori











2016年9月10日土曜日

金魚の言葉 1




「芸術家になろう」とか、「ダンサーや歌手になろう」とか、それぞれ自分の夢を考えることがあると思います。

僕は大学を卒業後、「芸術家になる」とは、なかなか言い出せなかった。食べていける自信もなかったし。

とりあえず就職して回り道をしたかもしれないが、26歳の時、ようやく本気で芸術の道に挑戦しようと決心がついた。

何かの道を目指す決心をするためには回り道も必要なんだと思う。


回り道している期間は、弓を引いている状態だと思えばいい。早まらず、じっくりと時間をかけ力を貯めて矢を放った方が勢いよく飛び出せる。それと同じだ。

ただ、逆に遅すぎると弦が切れてしまうので「今だ!」と思うところで弓を放つこと。その合図は案外自分ではなく外からやってきたりする。


弦が切れた人は、また修復すればいい。




隆介
Riusuke










2016年9月7日水曜日

平塚市美術館から作品が無事に帰ってくる

 <展示風景>


今夏、平塚市美術館で開催された「トリック!トリック!ハッとトリック展」から

無事に作品たちが帰ってきました。


展覧会の中で、全作家の作品の人気投票が行われたのですが、今回初挑戦だった新作「澪台(みおだい)」がランクインしていたのは嬉しかったです。


だって金魚がいないんですから。



金魚がいない作品は過去にも幾つか作ったことはあったのですが、なかなか理解されませんでした。

でもまさかランクインするとは予想していなかったので、嬉しさもひとしお。もっとこのシリーズを作ろうと思いました。


ちなみに澪台のタイル台は古いものではなく、すべて新規に購入したピッカピカのタイルや蛇口を流し台のように組み立ててから古く見せるように色を塗っているんですよ。気がついたでしょうか?


エイジングという技法なのですが、ああいう作業は、職人時代に店舗内装やディスプレイ造形でよくやったので得意なんですね、僕。




それにしても、美術館での展示がだんだん増えてきたので、これからは売れるものというより、心象表現や前衛をもっと追求した作品作りをしていきたいと思います。

澪台はその第一歩的な存在です。




深堀隆介
Riusuke Fukahori