2019年5月15日水曜日

京マチ子さん逝去

映画「羅生門」1950年の京マチ子さん 


戦後を代表する大女優・京マチ子さんが亡くなった。


昨日ニュースで知った。


京マチ子さんをそんなに知っていたわけではなかったが、学生時代に黒澤映画の羅生門で拝見していた。


その時の遠い記憶に「すごい演技の女性」という印象だけが残っていて、名前までは覚えていなかった。


それが20年以上経った去年、ふと「羅生門」をもう一回見ようとネットで鑑賞してみたところ、三船敏郎ももちろんよかったが、特に主演女優の演技力に圧倒された。


僕は、「あ!そうだ、昔見たときこの女性すごかったんだ」ということを思い出した。


羅生門の演技は、本当に戦後を感じさせない現代的な演技で、この女優の引き出しの多さと底知れぬ力強さを感じるものでした。


すかさずネットで検索し、京マチ子という名前だと知ったのでした。


僕の親ぐらいの世代の人には、京マチ子さんは知っていて当然かも知れないが、子供だった自分らにとって京マチ子さんは、テレビにあまり出てこなかった映画中心の女優さんでしたので、知ることがなかった。


でも、40を過ぎ、羅生門をもう一度見た時、若い頃には感じ得なかったその演技の奥深さ、さらに色褪せない新鮮ささえも感じたことは嘘ではありません。

その演技からいろんなことを学びました。



 天国で映画仲間と再会し映画話に花を咲かせて楽しくお過ごしください。ありがとうございました。






深堀隆介













2019年1月23日水曜日

「キラリと光った背中」…Today's Desk/Jan.23,2019


今日、描きかけの一升枡の作品に光が差し込んで、金魚の背中がキラリと光り美しく見えた。

一瞬この子の尾が動いたように見えので、すかさずカメラで撮った。



最近、また持病のように作品作りで深く思い悩んでしまっていたが

この金魚が「行け」とささやいたように聞こえた。

心が救われたような気がした。





15年前、横浜に移り住み制作活動を始めた頃、連日の作品作りで体はヘトヘトに疲れ、心はこのままやっていけるかという不安やストレスに押しつぶされそうになったことがあった。

力が抜けて膝からガクッと崩れ落ちた時、脳裏に「このまま行け」という声が聞こえた。

力が不思議と湧いてきて、また制作を続行することができた。


その時のことを思い出していた。




※制作中の作品の枡は、明治〜昭和初期と思われる古い一升枡。
表に「名古屋」の刻字がある。



深堀隆介
Riusuke Fukahori





















2019年1月1日火曜日

2019年あけましておめでとうございます。


Happy New Year 2019‼️
あけましておめでとうございます。
本年は、技術をもっと磨くことと、自分をもっと素直に出していこうと思います。
不束な点も多いかと思いますが、何卒お付き合いくだされば幸いです。


金魚養画場主
   深堀 隆介









2018年12月29日土曜日

偶然見つけた名店:喫茶チロル



年末、家族で京都に行きました。

泊まったホテルが堀川通り沿いの二条城近くだったので、近くの神泉苑へ。小さい神社ですが実は古代史では有名な場所だったので行ってみたかったのです。


でも、子供達にとっては歴史とかどうでもいいこと。

無邪気に池の鯉などを見ていたのですが、下の子が突然「カレーの匂いがする!」と言い出したのです。僕は匂いはしなかったのですが、上の子も「うん、これはカレーの匂いだ!」と言い出しました。

僕は、きっと神社の食堂だと思っていたのですが、神泉苑の鳥居を出た途端、鼻にドンっとカレーのとてつもなくいい〜匂いがしたんです。


「あ!確かにカレーのいい匂いがする!!」と僕。


西方面へ少し歩いていると、その謎の正体が判明!



※外観・食べログより拝借

カレーライスと書かれた看板が目に入る「喫茶とお食事 チロル」


も〜僕の子供の頃にあった懐かしい雰囲気の喫茶店!それもちゃんと喫茶店のいいところを押さえた感じ、いいじゃん!!


こういう喫茶店少なくなってるから、僕は予定になかったけど、「ここに行きたい!行きたい!」と家族に懇願。


子供たちは駄々をこね、行きたくなさそう。(そりゃそうだ、こういう喫茶店、地元にはもうないし、君たち入ったことないでしょ)と心の声。

でもみんな了承させたところで、いざ、中へ。


満席!!!!ガーン🙀!!


すごい人気である。これは期待できる。そして店内の喫茶店らしい、あの昔ながらのコーヒーとカレーやデミグラスソースなどの匂いが混ざり合った、あのいい〜匂いがするではないか!!!
あの匂いは喫茶店独特の匂いだと思うけど、最近の喫茶店はこの匂いがしないと思う。わかります??あの匂い??


定員さんは皆親切だった。子供がいると色々気を使ってくれた。

僕は、カツカレーを注文。でかい!普通盛りが大盛りぐらいある。




でも味は最高!!うまい!!正直びっくりした!!

値段も良心的で、ボリュームもある!!5星あげたい気分だ!!



マスターは女性で、おばあちゃんくらいの年齢の方でしたが、元気があるし、僕たちが話しかけると、親切に京都のおすすめ観光スポットを教えてくれた。もう創業して50年になるそうです。

すると子供たちへとチロルチョコをくれた😁 そして帰り際には絵葉書までいただいた。なんという方だ!!僕は本当に驚いた。その心意気に!!


偶然立ち寄ったお店だったけどこんなに嬉しいと思った喫茶店は今までなかったです。


ここでの食事は、商売とは何かを一番教わった気がしました。


京都の二条城近くをいくようでしたら、ぜひ喫茶チロルへ立ち寄ってみてほしいです。


食べログでのチロルの情報


深堀
Fukahori















2018年12月15日土曜日

衝撃だったヒルマ・アフ・クリント展/グッゲンハイム美術館



※「これ、100年前の絵でっせ〜!!皆さん」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



あいにくの雨になった金曜日のニューヨーク。

展覧会始まったが、まだ細かい打ち合わせや、調整にジョシュア・ライナー・ギャラリーに行く。



諸々の打ち合わせが終わり、午後から皆で螺旋のスロープで有名なグッゲンハイム美術館へ。




開催中のヒルマ・アフ・クリント(Hilma af klint、以後ヒルマ)展を見に行きました。




何より衝撃だったのは、ヒルマの描いた絵が100年以上前だということ。最初の展示室にあった作品が1907年ごろ制作れたものだと知り、本当に驚いた。


まるで、現代作家が描いたような作品に見えたからだ。




これが100年前の絵だと誰が信じましょうや!! といった感じ。


本当に最近の女性作家が描いたと言ってもわからないそんな斬新さを感じます。




杉戸洋さんの絵画を思わせる作品↑


ヒルマの肖像写真


こ、、、これは!!前方後円墳ではないか!!!丸が太陽になっているところは、僕の前方後円墳・太陽デフォルメ説を彷彿とさせる!!!

なーんて、思った作品(^_^;)





























とにかく、最初っから衝撃だった展覧会。

同行した奥さんも実は元々絵かきだったのですが、彼女の描いていた絵に通じるものがあり、とても感動していた。

また描き出す予感。



ヒルマの絵は、自身の信仰していた宗教観を描いたものが多く、それが、後の抽象作家たちの「抽象画を描こう」とした制作目的とは違っていあるとは思うが、形や色合いなどがやはり抽象表現に通じていて、見ていて楽しい。


ワシリー・カンディンスキーが創始した抽象表現より一歩早いようにも感じた。





オススメの展覧会だ。

NY旅次の一コマでした。






深堀隆介
Riusuke Fukahori







2018年12月1日土曜日

アトリエの床掃除の中に、カイユボットを見る・・・



今日は、アトリエの床掃除を皆でしました。午後の光が窓からさして、とても爽やかな風景・・・・。


なんかこの風景見たことあるなぁ。なんだっけかな〜?・・・・確か印象派でぇ・・・・

「あっ!!!」









画・ギュスターブ・カイユボット/ Gustave Caillebotte
"床削りの人々"(1875)





アトリエの床掃除の中に、カイユボットを見る・・・






隆介
Riusuke














2018年11月25日日曜日

(餌の話)吉田飼料:ホワイトミール


僕は、どんなホームセンターでも、行くと必ず金魚コーナーにも立ち寄るようにしている。先日、あるホームセンターで面白い餌を見つけた。

  ホワイトミール /販売元・吉田飼料


現在店頭で売られている餌の殆どは、いろんな添加物が入っていて、色揚げのためのアスタキサンチンや大きくさせるための高タンパク、高カロリーなど、各社あの手この手で餌を開発している。

そんな中、あえて逆転の発想というか、「金魚に必要最低限なものだけ」に絞った餌だ。
かつてこんな餌があっただろうか?率直に面白い餌だと思ったし、特に冬場に欲しかった餌だと思った。

色揚げ強化や高カロリーなど配合の餌は、効果的に色揚げ増体してくれるが、水温が低下した秋・冬には向かない。消化不良を起こすからだ。


低水温用の餌ももちろんある。しかし、一般的なものは、大きく硬く、小さな金魚には向かない。しかし、これは、柔らかく、本当に軽い。ポン菓子のような感じだ。


原材料は、小麦粉フィッシュミール食塩ビタミン、ミネラルだけだそうだ。いいねぇ〜






成分表も、タンパク 14%(一般的に35%〜60%)、粗脂肪 3% (一般的に5%〜11%)、など。正直こんな低い成分は見たことがない。超健康食といった感じ。

人間でいうと、「おかゆ」的な餌とも言えるだろう。


餌断ちをしていた弱った金魚に早速あげたら、ばくばく食べた。これなら金魚の体にも良さそう。




販売元は吉田飼料さん。
吉田飼料さんは、文京区本郷にある創業350年の金魚屋の「金魚坂さん」で、以前からお世話になっているところ。

先日も熊本長洲町の金魚サミットでお世話になったばかり。

製造元は、シルクミールジャパンとある。「あれ?聞いたことあるぞ???」

(しばらくして…)あ!!平塚の個展にも来てくれて、しかも熊本長洲町の金魚サミットで金魚を見ながらおしゃべりしてまわったあの社長さんだ!!

と、買った後に気がついたのでした。これ本当の話。

※僕はステマとか大っ嫌いなので、本当に自分がいい商品だと感じたので記事にしました。




…以前、大分市美術館にて、日本画家の巨匠・福田平八郎が描いた金魚や鯉のスケッチを特別に見せていただいたことがあったが、その時、餌に群がる鯉の絵があって「麩を食べる鯉」と書かれていた超うまいスケッチを見た。

その絵を見たとき、「鯉や金魚には昔から小麦粉系の食べ物をあげていたんだなぁ。そういえばヘラブナ釣りもグルテン使うし。。。僕も昔、金魚やザリガニにはパンをあげていたなぁ」と思った…



その時のことを ふと思い出したのでした。

この冬、あげるのが楽しみ。




隆介
Riusuke