荒木飛呂彦氏の
ジョジョの奇妙な冒険がずっと夜中テレビでやっている。
僕は、偶然やっているのを見て、それからビデオで自動録画を掛けているから、いつの間にか撮れていて、楽しんでいる。
いま、ちょうど、1年前からやっている
3部のスターダスト・クルセイダースが終盤のDIO(ディオ)との対決で佳境にさしかかりとってもいいところなのだけれど、
本当に素晴らしい完成度で、内容を若い頃にジャンプで読んでいるのに、ものすごい面白い。
漫画の再現性もドンピシャだと思う。 ジョウタロウの声など、声優も合っているし、音楽の選択もいい。
毎回楽しみでしょうがない。
僕は荒木氏の漫画はいまでも一番好きなのは、
「魔少年BT」だ。
彼のデビュー作だが、小学生だった僕は、この漫画にいたく独創性を感じ、その荒木氏の独特の世界に引き込まれた。
しかしBTはあまり子供ウケせず、すぐに終わってしまったが、僕はBTの単行本を大事にしていた。しかし母親にいつの間にか捨てられてしまい、ずっと読めずにいた。
大学生のある時、実家が本屋さんの同級生にすがる思いでBTの話をしたら、親に言って取り寄せてくれた。が、それも引っ越しを繰り返すたび、いつしかどこかへ行ってしまった。
もうBTのことも忘れ、20年経った最近、取材で集英社の方がアトリエに来た。その人との雑談の中でBTの話をしたら、なんとその人がBTの復刻版を送ってくれた。
なんとラッキー!!
それくらいBTという漫画は、
荒木氏の独創性が見て取れる作品で、ジョジョもBTを見れば、BTの再現と言ってもいいところが多々ある事に気づくと思う。
主人公のBTは、どことなくDIOに似ていて、荒木氏は実はディオというキャラクターに惹かれているように思える。違うかな?
だから100年も前に死んだDIOを3部でまた生き返らせたのかもしれない。
しかし、BTとDIOは似ているけど、圧倒的に違うところがある。
それは、
BTは、悪どいこともするが
根底には愛がある。しかし
DIOは
究極の悪である。情や慈しみなど一切ない。そこがDIOだろう。
またいつかBTの話をしたいし、2作目のバオー来訪者もしたいなぁ。
「荒木氏はジョジョしかもう描けない」と明言していたそうだが、魔少年BTならきっとリメイク版を作れると思う。暇を見て描いてほしいなぁ。
まぁきょうはこの辺で。
Riusuke Fukahori