僕は、作品に委任状となる通称:書を必ず入れるようにしています。
書は半紙に墨で作品名、委任文、名前、サイン、そして金魚の絵を書いたものです。ちなみに金魚絵があるものは金魚酒一合升から上のものに限っています。
これの2010年のものが出てきたので、今のものと並べてみました。2つの間には十年の歳月が経っています。
この10年の間には数え切れないほど書を僕は書いています。そのためか、書き方や字の特徴、金魚の絵に至るまで随分進化していました。
自分ではいつも同じ感覚で書いているのですが、こうしてみると人間ってずっとやってると徐々に変わっていくことに改めて気付かされました。
ちなみに、この書を書き始めたのは、2005〜6年ごろかと思います。当初は、全ての作品にではなく、自分が気に入った大きめの作品にだけ付けていたのだけど、いつ頃からか全てに書くようになりました。
あと、昔は墨汁を使っていたけど、今は、紅花墨や青墨を擦って作っています。
文章はこのようになっています。
命名 〇〇
この度は私の金魚(たち)を
お引き受けくださり
誠にありがとうございました。
この子(たち)には餌もブクブクも
いりません。いるのはあなたの
愛情だけです。
どうか末永(長)く可愛
がってあげて下さい。
深堀隆介 印 花押 英サイン
となります。字はとても汚いのですが、楽しんで書いてます。
この書は、作品とともにとても大事にしているものです。作品をお持ちの方は、無くさないようにお願いしますね。
深堀隆介
Riusuke Fukahori
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