2016年11月28日月曜日

やとみ金魚サミット終わりました!

やとみ金魚サミットが無事終わりました。


僕の展示コーナーにもたくさんの人がきていただいて、本当に嬉しかったです。


開会式には愛知県知事の大村秀章知事もお越しくださり、自身のツイッターに上げてくださいました。(ビックリしました〜(汗))




間寛平さんの講演会があったり、大和郡山市長さん、熊本県長洲町長さん、弥富市長さん、の金魚の3大産地の方々と弥富金魚組合長さん、時の栖金魚水族館館長さんのシンポジウムも大変興味深く聞かせていただきました。


そして、開会式では、私が以前NHKの公開収録中に描かせていただいた金魚を大変立派な額に額装していただき、そのお披露目式をしてくださいました。

金魚がひときわ輝きました。


それは弥富市庁舎に飾られる予定です。追って報告しようと思います。





深堀隆介
Riusuke Fukahori








2016年11月21日月曜日

新種誕生の予感




江戸錦とアズマ錦などの印象を基に金魚を作出してみたら、こんな仔が産まれました。

樹脂技法で描くと数ヶ月かかってしまうので、まずは手っ取り早く色紙に描いてみました。


この系統の金魚はウロコや皮膚に色の奥行きがあり、皮膚、ウロコの裏、表、どこに色素が付着しているかで体表の色味が変わってくるんですね。








この金魚の場合、ウロコの裏に黒があると体表では青く見えるなぁと思ったので、見えた印象のまま描きました。

ちなみに記憶のみで描いています。


ある意味、赤い金魚以上に白い金魚は描くのが難しいと言えます。


それと、どちらかというと僕は白がちな金魚が好きですね〜



リュウスケ
Riusuke






2016年11月15日火曜日

寝室に行こうとしたら・・・



夜、さぁ寝ようと寝室に入ろうとしたら、なんだか美しい光の筋が。


よく見ると、向かいの部屋のドアが少しだけ開いていて、その隙間から光が漏れて壁に写っていたものだった。


作為的ではないのに作為を感じるような不思議な感覚。現代アートのインスタレーションの展示会に来たような気分になった。

近くにカメラがあったので撮っておいた。


こういう何気ないところにアートのヒントは潜んでいると思う。(下からのアングルも撮ってみた。)



随分昔に見た照明アーティストのミッシェル・ベルジュという現代作家を思い出し、懐かしい感覚を楽しんでいた。





深堀
Fukahori








2016年11月9日水曜日

弥富で小展示します


弥富市広報大使関連のお知らせ





きたる11月26日27日に金魚の一大生産地・愛知県弥富市にて行われる

「やとみ金魚サミット」にて作品を出展いたします。


ワンコーナーの小さな展示となりますが、まだご覧になっていない方は是非お越しください。





会場は、弥富市役所がある弥富市総合社会教育センターです。




またイベントは実は「あいち花フェスタ2016」の会場でもあります。

金魚とお花を堪能していただけたら幸いです。

また、間寛平さんのトークショーもあります。

僕もおります。お声かけてください。


詳しくは弥富市ホームページをご覧ください。
    ↓↓
「やとみ金魚サミット」





弥富市広報大使 
  深堀隆介 












2016年11月7日月曜日

5歳児死亡のTDW 木製ジャングルジム火災事故

皆さんもすでに知っていると思いますが、昨日東京デザインウィーク(TDW)のイベント会場にて、木製ジャングルジムが燃え、5歳の少年が亡くなった事故について。



2年前に私もTDWに参加したものですから、この事故はよそ事ではありませんでした。
一般的に現代アートのインスタレーション作品の中には、かなり危険なものも時々あったりします。客層はアート展示に慣れている人が多い為、皆、そういうアートの見方を知っていて、ある程度危険な方がウケたりしています。

そのためか、こう言った展示会ではついつい危険なものも容認されがちだと思います。
特に学生や若い人の作品展(自主企画系)には多いです。

しかし、近年の公共の場やデパート、美術館などは消防法が厳しくなり、おが屑のような素材は許可されないと思います。難燃素材が義務付けられています。なぜTDWでは許可されていたのか疑問です。
また、消火器の設置も何mに何本と厳しく決まっている筈です。
今回の映像を見ると消火器の消火作業が遅く、近くに消火器がないことが伺えます。この辺の消防対策はできていたのかTDW運営側の消防法の対策の不備が問われます。

燃えやすい物に一回火がつくとみるみる内に大きくなり、バケツに水を汲みに行っている場合ではなくなります。こうゆう時こそ消火器が必要だと、みんな大人になると理解するのですが、今回の事故は、みんな若かったため経験不足、危険回避の想像力の欠如がもたらしたものだとも言えます。


この火の恐ろしさを一回でも経験すると「家でも消火器買っとこう」と普通は思います。


僕も学生の頃、大きな炎を使ったインスタレーションをしました。そのとき選んだ場所が、2mくらいの葦の群生している広場でした。私は、その中で大きな焚き火をおこそうとしていました、しかも消火器もなかったと思います。その時は「全く危険と思っていなかった」んです。完全に知識不足です。

本番当日の昼、私の知らない内に、ある先生が草刈機で葦を全て切ってしまったんです。私は、内心「見栄えが悪くなった!なんてことしてくれたんだ!」と思いました。

しかし、今思うと先生が大正解で、もし先生が葦を切ってくれなかったら、きっと大惨事になっていたと思います。あの葦の群生地で大きな焚き火を行うなんて、自殺行為でした。

今のこの歳ではあのような危険な発想はしませんが、当時の私は危険度より、表現や見栄えにこだわっていました。もしもの事故に備えるということはまず二の次でした。

それから現在まで、イベント中の事故などに何度か遭遇したので、今では危険回避をまず考えるようになりました。

今回は学生たちが見栄えを優先してライトを仕込んだことが原因ともいわれています。誰か近くに監視する先生などいなかったのかと、今更悔やんでも仕方ありませんが、そう思います。

私も、自分がこれから行う展示などで危険が潜んでいないか推考し、より一層危険回避を徹底して防災に努めていこうと思いました。


奇しくも今回の焼死事故の一昨日、私も作業中に白熱球で腕を大きく火傷してしまいました(↓前ブログ「子供達と山下公園へ」参照)。白熱球ってこわいなと思った矢先に今回の事故でした。

そしてまた、亡くなられたお子さんが我が子と同い年で、さらにはお父さんも私と同い年・・・・・この事故は他人事ではありませんでした。

ご両親の辛さを考えると、昨晩明け方まで寝つけませんでした。




今回の火災事故で亡くなられたお子様のご冥福を心からお祈り申し上げます。そしてご両親様はじめご遺族様には、何を申してよいのか言葉も見つかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。




深堀隆介
Riusuke Fukahori













2016年11月4日金曜日

子供達と山下公園へ

(今日はすごく澄んでいた海)

文化の日、子供達はおやすみで家にいる。遊びに連れて行ってあげたいと思ったけど、今日はとても暖かかったので「樹脂を入れる」には最適な日和と気づき、そわそわ・・・


樹脂は寒いと泡が入ったりしてうまくいかないんですね。(去年からアトリエの暖房はつけっぱなしにしました。) こういう暖かい日は「あったかいうちに(樹脂)入れなきゃ!」といつも思ってしまう。職業病ですな

で、「ちょっと樹脂いれてくる!」と言って、子供達を置いてアトリエへ。

あわてて今制作中の大作の樹脂を入れたため、保温庫に作品を入れる時に温め用の電球に腕があたり「ジュッ」という音・・・「あちぃ!!」腕に五百円玉くらいの火傷をしてしまった。

これは、遊びにいかせろ!という子供たちの怨念か?と思い、早々に身支度。


そんなこんなで午後から子供達とちょっとした観光気分が味わえる横浜の港へ。

最近きてなかったのでごぶさたでしたが、ほんっとに今日は最高の日和!!

気持ちよかった〜!

遅いお昼を食べて、山下公園へ。

山下公園を歩くと、氷川丸が見えて、久々に行ってみようか、ということに。
カモメが一直線に止まってるのが可愛かった。

5、6年ぶりに氷川丸に乗りました。結構アートな空間で、僕は大好きです。おすすめです。船旅に出たくなりますよ。


船内からみた横浜




エンジンルームの計器類。これはもうアートだね!


子供達も満足したみたい。でも下の子はダダをこねていました。

本当は山下公園の「公園」ではなくて、ジャングルジムとかある公園がよかったらしい・・・・

氷川丸を堪能して外へ出たらすっかり夜になってしまった。

ホテルニューグランドの上の三日月と一番星(金星かな?) 


子供には港の景色とか、まだどうでもいいみたいだけど、きっと大きくなった時、思い出として残っていると思います。


山下公園界隈は、東京にはない贅沢さがあり、私たちの癒しの場です。



隆介
Riusuke