2018年11月25日日曜日

(餌の話)吉田飼料:ホワイトミール


僕は、どんなホームセンターでも、行くと必ず金魚コーナーにも立ち寄るようにしている。先日、あるホームセンターで面白い餌を見つけた。

  ホワイトミール /販売元・吉田飼料


現在店頭で売られている餌の殆どは、いろんな添加物が入っていて、色揚げのためのアスタキサンチンや大きくさせるための高タンパク、高カロリーなど、各社あの手この手で餌を開発している。

そんな中、あえて逆転の発想というか、「金魚に必要最低限なものだけ」に絞った餌だ。
かつてこんな餌があっただろうか?率直に面白い餌だと思ったし、特に冬場に欲しかった餌だと思った。

色揚げ強化や高カロリーなど配合の餌は、効果的に色揚げ増体してくれるが、水温が低下した秋・冬には向かない。消化不良を起こすからだ。


低水温用の餌ももちろんある。しかし、一般的なものは、大きく硬く、小さな金魚には向かない。しかし、これは、柔らかく、本当に軽い。ポン菓子のような感じだ。


原材料は、小麦粉フィッシュミール食塩ビタミン、ミネラルだけだそうだ。いいねぇ〜






成分表も、タンパク 14%(一般的に35%〜60%)、粗脂肪 3% (一般的に5%〜11%)、など。正直こんな低い成分は見たことがない。超健康食といった感じ。

人間でいうと、「おかゆ」的な餌とも言えるだろう。


餌断ちをしていた弱った金魚に早速あげたら、ばくばく食べた。これなら金魚の体にも良さそう。




販売元は吉田飼料さん。
吉田飼料さんは、文京区本郷にある創業350年の金魚屋の「金魚坂さん」で、以前からお世話になっているところ。

先日も熊本長洲町の金魚サミットでお世話になったばかり。

製造元は、シルクミールジャパンとある。「あれ?聞いたことあるぞ???」

(しばらくして…)あ!!平塚の個展にも来てくれて、しかも熊本長洲町の金魚サミットで金魚を見ながらおしゃべりしてまわったあの社長さんだ!!

と、買った後に気がついたのでした。これ本当の話。

※僕はステマとか大っ嫌いなので、本当に自分がいい商品だと感じたので記事にしました。




…以前、大分市美術館にて、日本画家の巨匠・福田平八郎が描いた金魚や鯉のスケッチを特別に見せていただいたことがあったが、その時、餌に群がる鯉の絵があって「麩を食べる鯉」と書かれていた超うまいスケッチを見た。

その絵を見たとき、「鯉や金魚には昔から小麦粉系の食べ物をあげていたんだなぁ。そういえばヘラブナ釣りもグルテン使うし。。。僕も昔、金魚やザリガニにはパンをあげていたなぁ」と思った…



その時のことを ふと思い出したのでした。

この冬、あげるのが楽しみ。




隆介
Riusuke















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