2020年6月18日木曜日

12年前の30匹の金魚たち


12年前に、浅草で行ったイベントの「金魚亭」で使った金魚の絵を引っ張り出した。


損傷もあるがまだ綺麗な状態で残っていた。何匹かはどこかへ行ってしまったが、30匹ほど残っていた。


 中には笑っちゃう物もあって、面白い。

なかなかいい感覚だと、若い自分に脳内で言ってやる😊





これを描いた時、本当に苦しかったのを思い出す。金銭面も極貧状態だったと思うし、子供が生まれたばかりで、環境にも慣れていない。追い討ちをかけるように金魚亭のイベント準備が山積み、、、、思い出すだけで、よくやったと思う。

だけど、この金魚たちには、そんな苦しい心情は全く感じない。むしろ生き生きとしていて、未来に向かって希望を持っているように思えた。


こんな風にまた描こうと、12年前の自分から教えられた気分でした。



穏やかな午後。金魚たちと共に小休止。




深堀隆介
Riusuke Fukahori











2020年6月15日月曜日

奥さんの陰の支え





今でも作品制作には、奥さんが手伝ってくれる。

子育てや、マネージメントの仕事もしているのに、僕の制作が大変になるといつも手伝ってくれる。本当に支えられていると感謝の念が絶えない。



同じ、美大を卒業したから、奥さんも手際が良い。シャッシャッっとサンドペーパーを当てる姿が神々しい。





ペーパーあてが終わったら、色塗り。 


ここでは、息子たちも参戦。一緒に塗ってくれた。塗るのサイドだけなのに、子供たちのは大きくはみ出している。でも何かこういう作品みたいだなぁ😊




こんな感じで、まだまだ私のところは家内工業でございます。

制作スタッフは1人おりますが、夜中まで作らせることが今の世の中できないので、やはり奥さんが夜まで残ってやってくれる。頼もしい。


いつも、完成したで作品を最初に見せるのは奥さん。彼女の助言で、独りよがりになりがちな自分を正してくれていたと思う。


ここまでこられたのは、自分一人の力ではなく、間違いなく彼女の支えがあったからだと思う。二人三脚で階段を登ってきたのだ。



 先日、亡くなった世界的美術家クリスト。 彼は、クリスト名義で活動してきたものを、途中から奥さんの名前を入れた クリスト&ジャンヌ=クロードに改名した。それだけ奥さんの協力が彼にとって大きかったのだと思う。


かつて僕も、クリストのように「深堀隆介&妻の名前」で奥さんの名前を入れようと提案したが、恥ずかしいからやめて!と一蹴された。




深堀隆介
Riusuke Fukahori