<展示風景>
今夏、平塚市美術館で開催された「トリック!トリック!ハッとトリック展」から
無事に作品たちが帰ってきました。
展覧会の中で、全作家の作品の人気投票が行われたのですが、今回初挑戦だった新作「澪台(みおだい)」がランクインしていたのは嬉しかったです。
だって金魚がいないんですから。
金魚がいない作品は過去にも幾つか作ったことはあったのですが、なかなか理解されませんでした。
でもまさかランクインするとは予想していなかったので、嬉しさもひとしお。もっとこのシリーズを作ろうと思いました。
ちなみに澪台のタイル台は古いものではなく、すべて新規に購入したピッカピカのタイルや蛇口を流し台のように組み立ててから古く見せるように色を塗っているんですよ。気がついたでしょうか?
エイジングという技法なのですが、ああいう作業は、職人時代に店舗内装やディスプレイ造形でよくやったので得意なんですね、僕。
それにしても、美術館での展示がだんだん増えてきたので、これからは売れるものというより、心象表現や前衛をもっと追求した作品作りをしていきたいと思います。
澪台はその第一歩的な存在です。
深堀隆介
Riusuke Fukahori
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